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古世町の家から 前篇

現場日記  古世町の家から(前篇)

 いよいよ今週末に迫りました、古世町の家の完成見学会

現場の様子をいくつかご紹介しますね!

こちらは建て方の様子です。

6メートル近くある杉の登り梁

レッカーで吊り下げ、所定の位置へ


大工さんの手により慎重に納めていきます。



無事納まりました。
まじかに見るとすごい迫力!!


登り梁は屋根を支える重要な部材ですが、こちらの物件では、
この梁を部屋の中の吹き抜けと軒裏に見せることで、とても開放感のある
スペースとなっています。

また、この梁の周りにヒノキの板を張るので、写真にも写っていますが、
前もって板の入る溝を掘るなど、とても手の込んだ仕事をしているんですよ。


ヒノキの板を張っていくとこんな感じ


無垢のヒノキの板を張りました。無節のヒノキの板の軒裏と
吹き抜けの天井は大変美しく仕上がりました。

次に内部の造作です。
リビングには磨き丸太があり、大工さん自慢のノミでお仕事中

真剣な表情ですね。丸太の造作はなかなか繊細な仕事で大工さんもとても気を使います。
カウンターの下は本棚スペースになります。

大工さんの腕の見せ所としては、伝統的な木と木をつなぐ手法
継手をお見せしましょう。

これは金輪(かなわ)つぎと言います。






見事にぴたっりと合いました。

最後に真ん中の穴に栓を打ち込みガッチリとつながりました。

今回は外部の手すりこの手法を使いました。


この他にも随所に大工さんの手仕事が感じられるお宅となりました。

また次回ご紹介できればと思います。

森谷

新築現場から

新築現場から  


現場日記、久々の更新となりました。

現在建築中の現場より、お伝えいたします。

まずは亀岡・Tさま邸です。

大工さん階段造作中です。
十木舎では階段は無垢のヒノキの板を使っています。

すべて大工さんの手加工。一段一段カンナで削りその板で
くみ上げていきます。大工さんも特に気合の入るところです。


この溝も大工さんが加工して、階段の板が入っていくんですよ。

そして、タイル屋さんです。
こちらのお客様はキッチンとトイレの水回りにタイルを計画されました。


キッチンのコンロ前の壁です。
職人さん、タイルを貼りつけた後、これは目地詰めを
しているところです。

トイレの腰壁はモザイクタイル貼り

白っぽいタイルに目地を詰めて仕上ました。

床は30cm角タイルです。

つづいて、断熱材です。

十木舎新築住宅では屋根・壁・床いずれもパーフェクトバリアという断熱材を
標準で使用しています。ポリエステル100%で人体にも環境にもとても優しい素材です。


カウンターの無垢の一枚板です。

これはケヤキの一枚板。耳付の状態で幅は60cm

今回は奥行50cmのカウンターを製作します。

まずは耳の部分をまっすぐに切ります。


大型の加工機で表面を平らに削っていきます。

ケヤキはとても堅い木なので少しずつしか削れません。

ケヤキ独特の力強い木目が現れました。

ちなみに杉だとこんな感じ

ここまでくれば、後は現場で大工さんに仕上て頂きます。
現場でどんな風に納まるんでしょうね!

つづいて 上高野の家もだいぶん進んできました。

下屋根の一部は軒裏の板を見せる仕様(あらわしにする。といいます)にしています。
屋根を支持するタルキ材も現し(あらわし)にしています。


大工さんがタルキの上に化粧の板を打ち付けます。

下から見上げるとこんな感じです。



こちらのお宅ではLDKに大きなガラスを入れて開放的な空間を計画されています。
ガラスをはめ込む様子。

100キロもあるガラスをはめ込みます。
ガラス屋さんも特に慎重になります。

完成が楽しみです!


今回はここまで。また色々ご紹介させていただきますね。

森谷

亀岡Tさま邸進行中!

冒頭の写真にあります、地鎮祭を納めさせていただいたのは

暑さまっただ中の7月の下旬でした。

その後約1か月間家の土台となります基礎工事に
取りかかりました。

基礎が完了するといよいよ建て方です。

まずは、基礎の上に土台を敷きます。

土台を敷く前に基礎の上に基礎パッキンを並べます。

床下の換気する目的です。

土台敷きが終わると次は柱を立てていきます。





次は2Fの梁(はり)を組んでいきます。
大工さんが持っている大きなハンマーはカケヤといいます。

テンポよく梁をたたく音がこだまします。




大工さん、ここでちょっと一服・・・

建て方はハードな仕事なので、ぶっ通しでの作業は
危険なこともあります。

また、休憩時間に次の段取りや注意点などを話して、
円滑に安全に作業を進めていくんですよ。


家を造る工程は数か月にわたります。

その間さまざまな業種・職人さんたちが
良い家を造るために毎日奮闘してくれています。


ちなみに一軒の家を造るのに、弊社・十木舎では
30を超える業者さんがかかわっているんですよ。


引き続きこれらの業者さんを一丸となって、
頑張っていきますのでよろしくお願いいたします。

森谷






上高野の家 上棟しました。

9月吉日 京都は比叡山のふもと上高野で

新築現場、上棟しました!

真夏の猛烈な暑さの次は長雨で、
現場にとっては厳しい天候が続いております。

そんな中、心配していた天候は
前日まで降り続いた雨もようやく上がり、

建て方の作業は順調に進みました。

土台敷



柱たて

十木舎の土台には主に紀州産ひのきを使用しています。
柱は4寸角(12cm角)です。
現場周辺に無垢のひのきの香りが漂います。




大工さんがテンポよくカケヤを振り下ろし
梁をおさめていきます。


背景には比叡山!私もカメラを構え、思わず良い光景に
何回もシャッターを押してしまいました。


今後の現場進捗をお楽しみに!!

森谷

松ヶ崎改修工事現場日記2

この夏も十木舎の現場では酷暑の中

大工さんをはじめ、いろいろな業者の方々には汗をながしていただきました!

私も少し今年の夏の暑さにして、現場日記の筆も走らず、

久しぶりの更新となってしまいました。

今回は松ヶ崎の改修現場のつづきですよ。
前回、とても歴史があって趣のある建物とお伝えしました。

おのずと工事の手法もそれに合わせて、対応していくことになります。


これはこの冬の大雪で痛んだ屋根を支えていた金物です。
約90年前、昭和の初めに建てられた当初から、
風雨に耐え頑張ってきただけあって、錆に覆われていました。

ワイヤーブラシで錆を落としてやりました。

当時は原材料が良いのでしょうね~


鋳物ですがまだまだしっかりしていたので、塗装をして

そのまま使います。

材木は大工さんが墨付け(すみつけ)を行い刻んで(きざんで)

いきます。

墨付け(すみつけ)

刻み(きざみ)

西川大工。気合入ってます!
昨今、現場でノミやカンナを使っている大工さんを見る機会も
減ってきてしまいましたが、これを見る限り
まだまだすたれることはありません。安心です。



ひのきの桁に垂木(たるき)が取りつきます。
見事な仕事です。

これは渡り顎(わたりあご)という木を組み合す手法です。

金物を使わなくてもガッチリ組み合わさります。


先ほどの屋根を支える金物も見違えるようにキレイになりましたよ。

Before

雪で垂木(たるき)が折れてしまってます。

After

板も新しくなり、美しく生まれ変わりましたね。

雨戸の板も新しく張り替えて、欄干も一緒に
塗装を行いました。




新しく格子も新設。こういった建物によく合います。

塗装もべんがらを使いました。

お施主様のご希望でサンルームを併設

既成のものと違い違和感なく納まりました。

雨の日でも洗濯ものが干せていいですね~

屋根と壁に強化ガラスをはめ込み明るさもバッチリ!!



<外観>

Before




After




盛夏の二か月にわたる工事により、無事完成を迎えること
ができ、我々も少し胸をなで下ろしています。

お施主様には長期間ご不自由をおかけしましが、

こうした改修工事には、工事前には予想できなかったことも

起こりうることがあり、難しい面もありますが、

その反面、うまく工事が納まった喜びもひとしおです。


お施主様をはじめ、各業者さんのご協力に本当に感謝いたします。

今回ご紹介できなかった内容については、

是非、施工事例写真を楽しみになさってください。

それまで、しばらくお待ちくださいね。

では次回もよろしくお願いします。

森谷