長岡京の家
[長岡京の家 着工しました]
秋の風が心地よく感じられる季節となりましたね。
建築現場でも夏の厳しい暑さから解放され、仕事がしやすい季節
となりました。
今回の現場日記は京都長岡京市・西山のふもとに新築住宅を着工
させていただく運びとなり、新たにご紹介させていただきます。
着工に先立ちまして、地盤の調査を行いデータを解析したところ
若干の地盤補強が必要であると解析結果でした。
そこで、解析の結果と地盤の状態、諸条件、コストなど総合的な判断から
今回は鋼管杭(こうかんくい)での地盤補強を行いました。
これがその鋼管杭です。
先がドリル状になっていますね。
初めてご覧なる方もおられることでしょう。
この鋼管杭を地下に埋め込んで、堅い層に届いたところで
家の荷重を支える工法です。
今回は38本の杭を打ち込みました。
鋼管杭を重機の先にセットします。
杭の先はドリル状になっているので、回転させると
グングン地中に入っていきます。
一本の杭の長さは2~3メートルですが、堅い地層の深さによって
長さは決められています。
規定の深さに達するとそこでストップ。杭打ちの完了です。
砕石の間に小さく黄色く見えているのが、杭の頭なんですよ。
杭の施工が完了するといよいよ基礎工事が始まります。
地盤の補強については、もちろん地盤調査の結果に基づいた判断
が必要になります。
柔らかい地層なのか、堅いのか・・・水はけはどうかなどetc
その土地のなりたちや土壌の状態を昔にさかのぼって
検証してみることも重要になって来るかもしれませんね。
住宅を建築するうえでは、見えるところだけではなくて、隠れてしまうところも
おろそかにはできません。
地盤調査については以前にもご紹介していますので、参考になさって
ください。 →地盤調査のブログ
森谷