ブログ Blog

挑戦!セルフペイント体験記


​突然ですが皆さま、セルフペイントはご存知でしょうか?
そうです( ^ω^)・・・そのままの意味で「プロに頼まず、自身で塗る」ということですね。
先日無事完成した「松井山手の家」​ではお施主様が室内の壁の一部をセルフペイントされました。
今回はそのお手伝いをさせてもらった際の体験レポートです!

​きっかけは、お施主様Y様の「室内の一部を少し違う雰囲気にしたい」というご要望から始まりました。

十木舎では壁・天井を珪藻土仕上げとしており、それらは全て左官屋さんによる職人仕事です。
​たまに珪藻土をご自身で塗ってみたいと希望されるお客様もいらっしゃいますが、
​小手を使うため想像よりも難しく、十木舎としてはあまりおススメしていません。

また、珪藻土に色粉を加えることで、ある程度の色は作ることができますが、
​白系や淡い色だと気にならない粉っぽさみたいなものが、少し気になります。

そこで今回ご提案したオーストラリア生まれの塗料がこちら、ポーターズペイントです。

ポーターズペイントの特徴は、
​・使いやすく、きれいな色が豊富
​・一般的なペンキと違い、鉱物が含まれているため質感がでる
​・有害な揮発性有機化合物(VOC)が含まれていない
​・初めての人や子供でも塗りやすく、失敗しにくい

等々、上記のご説明でY様にもご納得いただき、進めていくことになりました。
​そして以前から家づくりの中で何かご自身でも体験してみたいというY様の希望も叶えるべく、
​今回はセルフペイントに挑戦することになりました♪

・・・とはいえ、いきなり本番ともいきませんので、ポーターズペイントの
​販売をされているインテリア末永さんのワークショップにY様と一緒に参加。

専用の刷毛を使いランダムに塗るのがコツと教えてもらい、
初めてでも塗りやすく、割と大胆に塗っていきます。


​一度塗りですが、ひとまず完成。
この程度の面積であれば、30~40分で出来ました。

そして、後日いよいよ本番です。
​既にペイント予定以外の壁面は珪藻土で、
綺麗に仕上げられているため緊張します。。

当日はお子様達も参加。

​ご自分の部屋でもあるので、気合も十分!どんどんいい感じに塗り進みます。


​こちらは別のお部屋で色も変えて。大きな刷毛を使うのが少し大変です。。

一つ目の壁が仕上がると、次の壁に移動。その間に最初の壁を乾かします。
​そして両方の壁を二度塗りで仕上げて、ようやく完成!!作業時間は約3時間です。



​塗った直後です。
ポーターズならではの絶妙な色味が素敵ですが、この時点ではまだ乾いていません。
そのため多少ムラが気になりますが、完全に乾くといい感じの風合いに変化します。

ちなみに、完成後の様子は改めて実例紹介に掲載させていただきますが、
​見学会でご覧になった皆さまに感心していただけるほどの出来栄えでした♪

家づくりの基本はプロの職人さんが仕上げていくものですが、
こんな風にお子様も一緒になって体験できるのも貴重な機会かと思います。

Y様にも想像以上の仕上がりと大変喜んでいただけて本当に良かったです☆
ご興味のある方はどうぞお気軽にご相談くださいね。

無垢の一枚板(ウォルナット)

ウォルナットの無垢板加工しました!

今日は先日加工しました、無垢の一枚板のご紹介です。

無垢の一枚板のテーブルやカウンターをあつらえると、
とても高額になるイメージがあるかもしれませんね。

「無垢の一枚板で造ったカウンターがほしいんだけど・・・高いんだろうな」

そんなご希望に応えるべく、十木舎ではテーブルやカウンターの一枚板を
自社で取り揃え、しかも加工から仕上げまで一貫して行うこともできますし、
デザインによっては加工のみを家具職人さんにお願いするなど、工夫を凝らし
比較的お手頃な価格でご提供させていただいております。

こちらはウォルナットの一枚板

耳付きの立派な板ですね。

今回は70cmの奥行のある書斎カウンターのご要望がありました。

こうした一枚の無垢板は乾燥をしていく過程でどうしても反りやねじれなどが
生じます。まずはそうしたひずみをこの機械で修正します。
色の薄いところが削れている箇所ですね。

ひずみが取れてまっすぐになりました。ウォルナットといえばこげ茶色のイメージが
ありますが、削った素地はこんな色なんですよ。



第一段階の粗加工が終わると第二段階
ベルトサンダーで表面を削っていきます。

粗いサンドペーパーから段々と細かいサンドペーパーへ
徐々に表面が平坦になっていきます。



続いて仕上げサンダーによって、さらに細かいサンドペーパーで削っていきます。

仕上がりの良さはこの研磨で決まるといっても過言ではありません。
手間を惜しまずに幾度となく研磨を重ね、さらに滑らかにしていきます。

この時点で表面はツルツルとしてとても気持ちが良いです。
やっぱり本物の無垢の木質感は格別です。


研磨が終わるといよいよ仕上げ。今回はオイルを塗って仕上げます。

オイルを塗ると先ほどまで白っぽかった表面が一気に変わり、
木目が現れ、色もいわゆるウォルナット色となってきます。



とてもきれいな木目が現れました。

とても落ち着いていて良い感じに仕上がりました。
あとは現場で大工さんによりカウンターとして取付を待つばかり・・・
とても楽しみです。


今回はウォルナットの一枚板でしたが、まだまだいろんな樹種を取り揃えております。
使う場所やお好み、部屋とのバランスなど色々考えられますね!

それでは今回はこのへんで。

森谷

松井山手の家 完成見学会ご報告

一段と寒くなり、本格的な冬の訪れを感じるようになりましたね。
今回は先日12/10・/11に開催しました、年内最後の完成見学会のご報告です。

会場となった今回の「松井山手の家」は、住宅地に建っていながら、周囲の環境を活かした明るい空間が大好評でした。
間取りの工夫で広々と感じられる十木舎の家づくりですが、体験して、ご納得いただけたのではないかと思います。

お施主様ご家族がセルフペイントした壁は皆驚きのクオリティでした!

寒空の下もかかわらず、総勢23組のお客様にご来場いただきました。ありがとうございました。
残念ながらご見学いただけなかった方は、近々更新する実例紹介のページへの掲載をお楽しみに!
9月の見学会「大原の家」も掲載してますよ!

山浦

松井山手の家 完成見学会開催!

12月に入り、今年も残りわずかとなってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
この度十木舎では、京田辺市松井山手地区にて完成見学会を開催いたします!

今回の会場となる松井山手の家は、公園に面する角地に建つ、片流れの屋根が印象的な約33坪のお家です。
玄関ポーチの天井や軒裏には板張りを用い、シンプルでありながら、温もりのある木の家となりました。
カウンターや一面ヒノキ張りの壁など、無垢の木をふんだんに使った室内は木の香りがあふれます。
他にもお施主様ご家族がセルフペイントで仕上げた壁や、土間収納などの住まい手の生活が考えられた間取りなどなど、
こだわりの家づくりをぜひご体感下さい!

モデルルームではない、お施主様の思いを叶えた家づくりが体感できる貴重な機会をお見逃しなく!
皆様のご予約お待ちしております。

※ご予約制となりますので、事前にご希望の日時をお申し込みください。
※小さなお子様は必ず手をつないでいただくようお願いいたします。


松井山手の家 仕上げ

今回の現場日記は いよいよ完成間近の松井山手の家からです。

家の雰囲気や住み心地を印象付けるものとして「建具」が非常に大きく
かかわってきますよね。
十木舎では室内建具はすべて建具職人さんに製作してもらった、
オリジナル建具を採用しています。


こちらはトイレ入口ドア   杉の赤柾板 貼 です。


柾目板特有の端正な木目でとても落ち着いた印象です。
こちらのお宅では、トイレの中も建具とマッチした杉の柾目板で腰板を
貼らせていただきました。



続いて玄関からリビングへの扉には
これも十木舎オリジナルの格子戸です。



キッチンカウンター下には便利な収納を設け、その扉には
ヒノキの柾目板を使った建具を制作。
サイドのパネルもそれに合わせて無垢のヒノキ柾目板であつらえています。

こちらのお宅ではお施主様のご厚意により内覧会をさせていただく予定です。
是非実物で写真では伝わりにくい本物の質感を体感していただきたいものです。



外部では外構工事も始まっています。
外部の仕上げも家の雰囲気には大切ですよね。

この日は左官屋さんが玄関ポーチを仕上げている真っ最中でした。
十木舎の標準仕様「ふき取り仕上げ」

モルタルに土色を付けその上から砂利を撒きます。

コテで均したのちに表面をふき取って、三和土(たたき)調に仕上げます。

どれだけ石を見せるのか・・・自然な風合いに仕上げるのが職人技!

同じく外部では大工さんがウッドデッキと板塀の工事にとりかかります。

西岡棟梁と大工の石嶺さん   

絶妙なチームワークで仕事の段取りが進みます。

ウッドデッキ・板塀とも桧の板を使用。
完成後の塗装には身体への影響の少ない「オスモ塗料」を使用します。



間もなく外構工事が完了すると完成お引渡しとなります。

仕上げの工事が現場としても一番気を使うところではありますが、
「お客様にご満足していただけるものを作る」

最後まで気を引き締めてまいります。

森谷